• "Sex Appeal"

    4D

    2017.07.12

    Country:Germany

    Format:7"

    Year:1982



    自作のドラムマシンをKraftwerkに提供したりとエンジニアとしても知られるドイツのシンセサイザー奏者Dieter KolbとFranz Aumullerのワンオフプロジェクト4Dによって82年に発表された7”ダブルサイダー「Fauve Moderne/Sex Appeal」収録のカルトマシンファンク。

    もともとこの人たち、シンセサウンドマニアからディスコフリークまで、その手のアレな人たちから崇拝されるアーリー80’sドイツ音楽史が生んだマッドシンセシスト集団Robotwerke/Supersempfftのフロントマン、今風に言うとセンターを張っていた2人で、クラウトロックやイタロディスコから拡張した世界観を、自作のドラムマシンやシンセサイザーで煮詰めに煮詰めてDaniele Baldelli翁も御用達の「Be A Man You Frog」や「I’m Gonna Make You Big」といったコレクターズアイテムとしても知られるコズミック古典をこの世に産み落とした局地的有名人です。

    4Dは「Fauve Moderne/Sex Appeal」というたった1枚の7”をアウトプットするためにこの2人によって結成されたワンオフプロジェクトで、DieterとFranz以外にJean-Claude Hamilius, Ralf Titzeという耳馴染みのない名前もクレジットされていますが、結成経緯など詳しいことはその楽曲の内容と同じく謎に包まれています。

    このダブルサイダーの片面に収録された本作「Sex Appeal」は、Robotwerke/Supersempfft専売特許のエグいシンセワークや牧歌的第六感は影を潜めていて、ひんやりDIYマシンビートをへんてこオリエンタルムードで覆った、どこか奇妙、どこか哀愁を纏って不思議とダンスへと誘う無国籍なマシナリーファンクとしてプロデュースされています。

    オリジナルリリースは82年、自身のプライベートコレクティブWunderwerkeから。その後83年にVirgin, Carrereから相次いで再発盤がリリースされていて、唯一インストヴァージョンが収録されているVirgin盤がいちばんの市場価値をつけていますが、悲しいことにビビットでいなたさ全開なジャケではなくなってしまっていてあんまり興味が湧きません。

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