• "(I Like) Sado-Music (Part One & Two)"

    Sandy Samuel

    2017.10.16

    Country:Italy

    Format:7"

    Year:1980

    Label:Blitz



    1980年代初頭、イタリアの成人男性の股間を直撃したソフトポルノ映画”Moana e le altre”のサウンドトラックとしてリリースされた、主演ポルノ女優Sandy Samuel名義の7インチ作品「(I Like) Sado-Music (Part One & Two)」。渋谷の某レコ屋のスタッフが、飯島愛が歌ってるみたいな感じか、などとなかなか言い得て妙なことを言っていましたが、当然あそこまでの俗っぽさはなく、そこはアートを多分に宿すイタリアン・ポルノのOSTらしい、オヴスキュア感満載のこれぞライブラリミュージックに仕上げられています。リリースは由緒正しきイタリアのインディペンデントレーベル〈Interbeat〉傘下のライブラリ/OST部門〈Blitz〉からですが、Sandy嬢扮する女王様が下僕男優を辱めるジャケットからはタイトルどおりのサディスティックなエロスフィーリング以外は一切読み取れず、制作スタジオはおろかプロデューサーも不明というミステリアス・カルトの極地楽曲です。

    志村けん的スケベ旋律奏でるピアノとSandy嬢と男優らによる悩ましげなダイアローグをヴィンテージなムードで包んだ人力ヒプノティックディスコが煩悩を直撃、ピンク色のスポットの下で、一枚一枚するするとストリップしてゆくSandy嬢、いままさに最後の一枚が…などというような”Moana e le altre”のワンシーンを喚起させます。しかし、そんな如何わしい気分でdiscogに記載されている唯一のリンクを踏んでしまうと、いかにもそっちのマニアが運営するソフトポルノ古典のポータルサイトにジャンプ、こちらも相当に趣のある仕上がりで、ついつい見入ってしまうという魅惑つきの作品です。

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